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鍼(はり)治療について

短い鍼と長い鍼を使い分けていきます。

鍼について

すざく鍼灸治療室の鍼灸治療は、”細くて短い鍼””太めの長い鍼” をご用意して、使い分けていきます。

「鍼を刺す」と聞いて、「痛いのが嫌!」「怖い!」と思う方が大多数かと思います。
鍼は髪の毛より”細くて短い鍼”を基本的に使用しています。お体に刺した時には、痛みはほとんどありませんが、鍼治療を受けて頂いた時のお身体の状態により、皮膚が張っている状態や筋肉が凝っている時などで痛みを感じる事があります。
鍼の痛みを強く感じるときは、刺さない鍼もご用意していますので、ご安心ください。
刺さない鍼は、皮膚表面を刺激するものですが、皮膚は第三の脳といわれ、皮膚と脳は密接につながっていると言われています。

腰痛などの筋肉の痛みが強い方には、”太めで長い鍼”は、体の奥にある筋肉(インナーマッスル)に鍼を届かせるために使用します。筋肉は何層にも重なり合い、体表にある筋肉は、マッサージや浅くて短い鍼でも届きますが、体の奥にあるインナーマッスルには短い鍼では届かせることができず、上手くほぐすことは容易ではありません。細い鍼では、凝り固まった筋肉には入りにくく、鍼にはある程度の硬さが必要になり、長い鍼は必然的に太くなります。
しかし、お一人おひとり、コリの状態や痛みの感じ方は違いますので、その方にあった鍼を使い分けていきます。
鍼の選択は、納得をしていただいてからの使用になりますので、ご安心ください。

また、体には毛細血管が張り巡らされています。鍼を刺した際に毛細血管にあたって内出血をすることがごく稀にありますが、1~2週間ほどで消えますので、ご安心ください。

長鍼での治療について

長鍼は、下記のような症状でお困りの方におすすめします。

腰痛、肩こりだが・・・
・マッサージを受けてもなかなか治らない
・表面の筋肉でなく奥の方の筋肉がコリを感じて痛い
など。

本来筋肉は、柔らかく収縮性があります。しかし、日常生活の中で一部の筋肉の使いすぎなどにより負荷がかかり過ぎている筋肉が圧迫され続けると血流が悪くなり、酸素不足になって筋肉が硬化します。すると、さらに血流が悪くなり、神経まで圧迫し、筋肉が硬化するという悪循環に体の深くにある筋肉(インナーマッスル)は体表の筋肉よりも陥りやすくなります。

インナーマッスルの治療には長鍼でなければ届きません。硬化した筋肉に鍼が届くと「ズーン」「ズシーン」という鍼治療独特の得気(とっき)や響き(ひびき)と言われる重い痛みを感じます。硬化していない筋肉に長鍼を刺しても、神経を圧迫していないため痛くありません。
このように生理学、解剖学的に根拠のある治療法を当鍼灸治療室では取り入れて行っています。

鍼治療のメカニズム

鍼治療のメカニズムは、さまざまな角度から説明ができますが、長鍼の治療では筋肉内の血管を広げる反射(軸索反射)の作用で説明をしていきます。
身体は、鍼が入ってくることで、それを異物と体は判断し、防衛反応で筋肉がいったん収縮しますが、一定の時間置鍼することにより、軸索反射で筋肉内の血管が広がり新しい血液が入り込みます。
硬化していた筋肉が血流がよくなることで痛みの物質も流れ、筋肉が弛緩していき、神経を圧迫されなくなることで、痛みの悪循環サイクルが崩れていきます。